長く働くために押さえておきたいポイントとは？

こんにちは！Ｎagu豊中です。
就労移行支援事業所を利用される方の中には、今までお一人で就職活動に取り組んでおられた方もたくさんいらっしゃいます。
しかしながら、なかなか良い職に出会えなかったり、上手くいかず転職を繰り返してこられた方も多いです。

みんな「長く勤めたい！」と思っているけれど・・・

せっかく就職できた職場ですから、みなさん「この会社で長く勤めたい！」思って入社するはずです。
しかし、1週間、1ヶ月、1年・・・働いているうちにだんだんと「思っていたのと違う」「仕事が楽しくない」「人間関係がうまくいかない」という気持ちが高まり、ついにはその職場にいることがつらくなって退職を選んでしまう、そんな経験をされた方もいらっしゃると思います。
「同じ職場で長く働く」にはどうすればよいのでしょうか？
考えるべきポイントは３つです。

ステップ①あなたが「会社に求めるもの」を明確にする

「思っていたことと違う」の「思っていたこと」=「会社に期待していたこと」は何でしょうか。
あなたが会社に何を求めているかによって「長く働ける会社」は変わってきます。
そのためにはまず「あなたが会社に求める条件」を明確にしましょう。
条件の例には以下のものが挙げられます。

残業が少ない
人間関係が良好
休みが多い
給料が高い
自分の好きな仕事ができる
福利厚生が充実している
定年まで雇用が安定している
業績が安定している
育休・産休・介護休暇が取りやすい
在宅勤務ができる
時短勤務が可能
スキルを高めていける
ノルマがきつくない
成果が正当に評価される
社会貢献度の高い仕事
年齢が上がると体力を使わない仕事に異動できる
離職率が低い

まだまだ他にもあなただけの条件があるかもしれませんね。
これらの中から、あなたの思う「絶対に譲れない条件」と「できたら備えていて欲しい条件」をそれぞれ挙げてみましょう。
その時、1つの条件にこだわることも、逆に何個も挙げすぎることも良くありません。
それが無くなった時には「もう他に何も良いところがない」と感じることになりますし、
条件がありすぎても「あなたが大切にしていること」が分からなくなってしまいます。
どちらも2~3個くらいに絞るのがよいでしょう。

なぜこのように条件を明確にするかと言いますと、
・「なんでも良い」ではヒットする求人が多すぎて、応募先を選ぶことができない
・就職した後から嫌なことがわかり、後悔しやすい
からです。
まずはご自身の希望の働き方をはっきりとさせることが第１のステップとなります。

ステップ②過去の経験から「どんなことが退職につながったか」を整理する

ご自身の「譲れない働き方」が明確になったら、次は過去の経験を振り返ってみましょう。
過去と向き合うのはとても辛いことですが、同じことを繰り返さないためにもご自身の過去の経験を未来に活かしたいですよね。
出来るだけ客観的に、退職を決意した経緯や理由、ご自身の気持ちや考えの変化を整理します。
ここでとても辛く感じたり、心身に不調を感じるのであれば、まだ転職について考える心と体の準備が整っていないのかもしれません。
その際もどうか一人で抱え込まず、周囲の方や医療機関、福祉機関へ相談してみることをおすすめいたします。

退職を選んだ理由として、
・人間関係がうまく行かなかった
・残業が多すぎた
・給与が低かった
・ノルマや評価が厳しかった
・将来性が見いだせなかった
などなど様々な理由があるかと思います。
退職を選んだ理由と経緯を振り返る中で、いろいろな後悔や憤りも感じることでしょう。
過ぎてしまったことで過度にご自身を責める必要はありません。
ですが、相手を責めることもまた前向きな未来にはつながりにくいと思います。
過去の経験を振り返る中で「次はこうしよう」と思えることが見つけられたのであれば、
それは未来のあなたにとって大きな助けにつながりますね。

ステップ③仕事とうまく付き合っていく方法を考える

過去の仕事と向き合ったら、次は未来の仕事とうまく付き合っていく方法を考えましょう。
あなたは「人に頼れない」人だったり、「完璧主義」だったりしませんか？
また「失敗にとてもショックを受ける」ことや、「ストレス解消の方法が少ない」なんてことはありませんか？
今挙げた性質の方は、仕事で何か困ったこと、辛いことがあったとき、退職という方法を選びやすいと言われています。

〇人に頼ることが苦手な人は、1人で頑張った結果周りとの温度差を感じたり、自分の限界を感じて仕事を辞めたくなる傾向があります。
人と接することが得意でないなら、最初は簡単な挨拶を交わすだけでもかまいません。
毎日簡単な言葉でも交わしていれば、少しずつ周りとの距離が縮まっていきます。
少しずつ人間関係を広げていくことで相手に感じるストレスを分散することができるかもしれません。

〇完璧主義であったり失敗を恐れすぎる人は、何か失敗した時に自分自身を否定してしまいがちです。
「失敗＝あなたがダメ」では決してなく、また一つのミスで今までのあなたの頑張りや経験が否定されるものでもありません。
それは過去の退職などの経験も含まれますね。
「失敗は成功のもと」と思って次に活かすことを考えましょう。

〇ストレス解消の方法が少ないと、仕事で感じたストレスを仕事以外の時間でもずっと抱え続けることになります。
プライベートの時間を大切にし、仕事から離れられる時間をご自身に作ってあげてください。
身近な方法ですと、運動が挙げられます。
筋トレやウォーキングなど、身体を動かすことで頭をすっきりさせることができます。
また何か目標を立てるのも良いでしょう。
「次のお給料が入ったらこうしよう」「貯金をためてこうしよう」などの目標があれば、辛いお仕事も頑張れるかもしれませんね。

「長く勤めたい！」だからこそ

「次の職場には絶対長く勤めたい！」と思うのであれば、ぜひ一度この3つのステップでご自身と向き合ってみてはいかがでしょうか。
お一人で考えるのは大変なことですから、就労移行支援事業所などのスタッフに相談してみるのも良いと思います。
Nagu豊中・川西では、週一回の面談や就職準備講座などのプログラムで就職に向けてサポートを行っています。
ぜひお気軽にご相談ください！

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