メタ認知とは
日々の生活において、何かすっきりしない、納得できないモヤモヤを感じることはありませんか。これを解決するには、そのモヤモヤと感じていることを具体的につかむ必要があります。
そこでカギとなるのが『メタ認知』です。メタ認知とは「認知を認知する」ことで、“高次(メタ)”なレベル、つまり客観的な視点で感情や思考などを“認知”する行為を指します。簡単にいうと自分の感情を冷静に観察し、他人が見るように自分を見ることなのですが、自分自身を知ることはとても難しいことです。
メタ認知の起源
メタ認知の起源をさかのぼると、古代ギリシアのソクラテスに行き当たります。有名な「無知の知」。すなわち、「自分がものごとを知らないことを知っている」ということ。もう一人の自分が客観視して、「自分が知らないということ」に気づいている状態です。
■メタ認知の高い人の特徴とは
このメタ認知、ビジネスや教育の現場でも注目されているのですが、メタ認知が高い人物には、次のような特徴がみられます。
「周りへ配慮ができる」
自分と周りの人間との適切な距離が判断できます。仕事上でも円滑な人間関係を形成しながら業務を進められます。また、協調性が高いため集団の中でも自分の適切な立ち位置を把握し、周りを上手にまとめながら、ひとつの目標を達成させる能力にも長けています。
「いつでも冷静な対応ができる」
自分自身を客観的に見つめて感情をコントロールできるため、いつでも冷静に対応ができます。仕事上でトラブルが発生しても焦らずに処理できます。一時的に多くの業務を抱えてしまった時でも優先順位を付けて仕事をこなせるマルチタスク能力と集中力の高さも持っています。
「自分の長所と短所が分かる」
自分は何ができて何ができないのかを適切に評価して、把握している人が多いようです。自分の欠点を把握し、より効率よく正確に仕事が進められるように工夫を行うこともできます。そのため「○○は自分よりもAさんのほうが向いている。」といったような判断を下すことができます。
■メタ認知の能力を高めるには
では、メタ認知能力を高める方法には、どのようなものがあるのでしょう。
・セルフモニタリング
自分自身を見つめ直すことをセルフモニタリング(評価)と呼びます。相手に対してイライラした感情が芽生えてきた場合に、「なぜそういう気持ちになったのか」という原因を探します。
それは相手の話し方であったり、自分の気に障る言葉かもしれません。自分は何に対していら立ちやすいのかという傾向を分析してみましょう。メタ認知を鍛えるためには、今まで気が付かなかった「自分のパターン」を認識することから始まるのです。
・コントロール
次は、コントロール(制御)です。自分自身を評価し、改善すべき点を見つけ出したら、どうしていくことが最善なのかを考えていきます。モニタリングで得た情報をもとに対処するための目標を立て、それに向けて行動していきます。
気に食わないことがあるとすぐに怒りの感情をぶつけていた人は、そんな自分のパターンに気づき、それが悪循環にしか繋がらないことを認識すれば、自分の感情をコントロールできるようになります。「セルフモニタリング⇒コントロール」を繰り返していくことによって、必ずメタ認知は鍛えられます。
まとめ
いかがでしょう。メタ認知機能が高いと物事を冷静に判断できるうえ集中力も高くなるため業務を効率的に進めることができ、よい人間関係を築くこともきます。
決して簡単でありませんが、練習を重ねて自分自身を冷静に見つめてコンロールできる力を養っていきましょう。必ず人生のモヤモヤを解決するヒントとなるはずです。











