皆さん、最近泣きましたか?
泣くことに対してネガティブなイメージを持つ方もいますし、そもそも泣く状況にはなりたくないものです。
しかし、泣くとスッキリしませんか?
お恥ずかしい話、私は映画やドラマで必ず泣けるものがあり、それらを観て泣くことでストレスを発散しています。
泣いている時は苦しいのですが、観終わった後はスッキリ爽快です!
一般的に人前で泣くのは、みっともないとか格好悪いなどと思ってしまい、つらさや悲しさをつい我慢してしまう傾向にあると思います。
やたらに泣く必要はないにしても、つらい気持ちを抑え込んでストレスを溜め込むと、いつかは限界を超えてしまい、抑え込んでいた気持ちは心身の不調となって現れます。
場合によっては、うつ病や適応障害、パニック障害などの精神障害に発展する恐れもあります。
だとすると、時や場所を考えた上で泣きたいときに泣くのは良いことだと言えます。
泣くことによって心身共にメリットがあるのですが、悲しい時や嬉しい時に気持ちを落ち着かせるための反応が、「泣く」ということです。
涙には大きく分けて3種類あります。
①基礎分泌の涙…目の表面を潤し保護する
②反射の涙…外的刺激を受けた時に出る
③情動の涙…感情が揺さぶられることで出る
では、泣くメリットをご紹介していきます。
◆ 泣くことで、心のデトックスに
この世の中、生きているだけでストレスフルです。
ストレスを溜め込むと、頭痛や腹痛の原因になったり、酷くなると心臓や脳にダメージを与え、精神障害をも引き起こしたりと、ろくなことがありません。
感情によって涙を流すと、脳からは「プロラクチン」、副腎皮質ホルモンの「コルチゾール」、副腎皮質刺激ホルモンの「ACTH」といった、ストレスホルモンも涙と一緒に排出することで苦痛を緩和し、心身共に健康な状態を保とうとします。
このデトックス効果により、泣いた後はスッキリとした気分になるのです。
◆ リラックス状態をつくる
自律神経には、体を興奮させる交感神経とリラックスさせる副交感神経があるのはご存知だと思いますが、通常はそれぞれバランスがとれている状態です。
しかし、ストレスがかかると交感神経が一時的に優位に働き、自律神経が乱れてしまいます。
そんなとき泣くことで副交感神経を働かせるわけですが、眠ること以外で副交感神経に切り替える方法は「泣く」ことだそうです。
そして自律神経の乱れを元に戻す働きをするのが「セロトニン」です。
「セロトニン」は神経物質で、涙を流すとたくさん分泌され副交感神経を活発にします。
「セロトニン」は別名「幸せホルモン」とも呼ばれますが、この「セロトニン」が身体をリラックスさせるので、泣いたあとは心が落ち着くとされています。
◆ 歳を取ると涙もろくなるワケとは?
大人になってよく泣くようになったという話をよく聞きますが、それにも理屈があります。
人間の頭脳は左脳と右脳の二つに分かれていて、それぞれに違う役割があります。
左脳は言葉で考え、記憶し、情報伝達する言語脳で、右脳はイメージで考え、記憶し、情報伝達するイメージ脳です。
映画やドラマを見て共感し感動したとき、スポーツ観戦で選手の頑張りに心打たれたとき、左脳が物語を解釈し、右脳がその感情に共感することで「泣く」ことに繋がります。
左脳が物語を理解するには様々な経験や記憶が必要ですが、年齢を重ねるということは色んな経験を重ねることであり、映画やドラマ、選手の喜びや悔しさを自分の経験や記憶をもとに、状況を想像し察することが出来るからに他なりません。
今までの人生経験の中の苦労や大変さを乗り越えてきた喜びや悲しみ、そのような経験を多く積んできた人だからこそ、共感して涙を流すことができるのだと思います。
共感や感動の涙は、大人である証と言えるのかもしれません。
感動して流す涙は、「情動の涙」です。ストレス解消にも効果的な涙といわれています。
◆ 泣き疲れることで、安眠効果も
たくさん泣いて泣き疲れた後に、心地良い疲労感と共に寝付きが良くなったり、いつもより熟睡できたりした覚えがあります。
前述の通り、涙を流すと自律神経が交感神経から副交感神経が優位な状態へ切り替わるので、脳や身体が非常にリラックスした状態になり、眠りに入りやすくなります。
ただ「寝る前に泣くと、目が腫れるよ」と思われた方、ご安心下さい。
目の腫れは、泣くことが原因ではなく、目をこすってしまうからなのだそうです。
目はこすらず、涙を流しっ放しにする様にしてください。
寝付けない、よく眠れないという方、寝る前に泣いてみてください。
◆ 泣くことによって、ストレスから自分を解放しよう
私も実践している、映画やドラマ鑑賞しその世界に感情移入することで、日常の抑圧された感情を解き放ち気持ちをスッキリさせる行為ですが、そうすることによって自分への気付きに繋がります。
感情移入できる主人公の心の動きなどを見ていると、自分に重なる部分であることから自分への理解を深めることができ、自分自身の解放に繋がることにもなります。
自分の気持ちを無意識に抑え込んでしまうような人は、涙を流すことをきっかけにして感情を表出し、自分を解放してみてはいかがでしょうか。
★ 泣くことは、心身共に元気にすること
現代社会は、感情を抑えたり自分の気持ちを素直に表現することが難しかったりと、ストレスフルな状況にあります。だからこそ、時には自分の気持ちと素直に向き合い、感動したり悲しんだりして「情動の涙」を流すことがストレス解消に役立ちます。
この「情動の涙」は人間だけが流すことのできる涙であり、感情豊かな人間ならではの涙です。
どうか自分自身の気持ちを抑え込まず、信頼できる人には相談し助けてもらうなどして、今の自分の心を解放することで元気を取り戻し前へ進めてみてください。
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